プライベートバンク
安全な資産運用や相続対策に
富裕層を対象としたバンキングサービスは一般的に、3~5億円以上の金融資産保有者が対象といわれていますが、スイスのプライベートバンクでは1000万円からでも運用してくれるプライベートバンクもあります。元本保証が無い資金運用の場合、利回りは自分の希望で設定できます。 利回りが高ければ当然元本割れのリスクは生じますが相手は運用のプロですから年率5%程度であればリスクは少ないとの事です。
ひとくちにプライベートバンクといっても、その内容・サービスは国や銀行により異なりますが、一般には条件の有利な金融商品の提供や資産運用のアドバイスなどを行います。必ずしもプライベートバンクだけのサービスとは限りませんが、主に次のようなものがあります。
1.信託預金
フィデューシャリー預金、特定金銭信託とも呼ばれるもので、金利が確定されている元本保証の定期預金をいいます。顧客の資金をプライベートバンクの名義で他の銀行に貸し出し、各銀行の金利の差額分を顧客の利益分として還元するという預金です。銀行への貸し出しなのでリスクは低く、確実な金利を得ることができます。
2.ジョイント・アカウント
相続に対してひとつの銀行口座を二人で共有する口座。例えば、夫の相続口座を夫婦名義で共有していれば、どちらもその口座のお金を自由に出し入れすることができます。また、どちらかが先に亡くなった場合、子どもなどの親族の名義を新たに加えることができます。二人まで口座を共有できるので、このようにして代々名義を書き換えていけば、すんなりと口座預金の相続ができることになります。
ただし、日本ではこのまま相続税を支払わないと脱税行為となるので注意が必要です。