外貨預金

外貨預金のメリットとデメリットを考える

日本の通過「円」ではなく、預金を外国通貨で行い、それぞれの通貨の金利による利息をつける外貨預金は、相場次第では低金利が続く円預金よりも有利な実質利回りが期待できる点が最大のメリットです。

その反面、預け入れ時と引き出し時の為替相場の変化による為替差益・損益が生じる点が大きな注意点です。相場の変動で預け入れ時より引き出し時が円安になっていれば為替差益が出ますがその反対だと損益になります。また、為替相場に変動がなくても為替手数料(対象となる通貨によってかかる手数料は異なります)がかかるので実質的に元本割れとなる場合もあります。
定年後に海外ロングスティを考えている場合はその国の通貨で資産運用することによって為替によるリスクを軽減する事が出来ます。

つまり、為替相場の変動がメリットにもデメリットにもなりますから、その点を考慮した運用がポイントとなります。また、円建ての預金と異なり、外貨預金に対してはペイオフ制度が適用されませんので、この点もデメリットといえるでしょう。

ただし、預入時よりも為替相場の変動により、元本割れするような場合、円に換金することなく、例えばドル建てならドルのままで持ち、海外旅行先などで使用すれば、有利に使えるなどのメリットもあります。


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通貨と預金の種類がポイント

外貨預金では、どの国の通貨を選ぶかも重要なポイントになります。為替相場の変動による損益が生じるリスクをできるだけ抑えたい場合、為替相場が比較的安定している通貨を選ぶことが重要になります。そのためには、世界的な流通量が多い通貨を選ぶことがその国の情報も集めやすく、また流通量が多い分、為替手数料も安くなるので有利になります。

現在、世界的流通量が多い通貨は、米ドル(世界の3~4割)、ユーロ(世界の2~3割)と言われており、基本的にはどちらかの通貨で運用して行くのが無難だといえます。

日本国内の銀行や、日本に支点のある海外の銀行が扱っている外貨預金には、ほかにイギリスポンド、スイスフラン、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、香港ドル、タイバーツ、韓国ウォン、中国元などもあります。世界的な流通量が少ない通貨は為替相場の変動が大きい場合が多く、手数料なども高くなりがちなので流通量の多い通貨と比べてリスクが大きくなるので注意が必要です。ただし、短期の定期などでうまく運用すれば、より大きな収益をあげることができます。特に、資源が豊富で経済も安定しているオーストラリアドルやニュージーランドドルは、流通量自体はそれほど多くないものの、比較的安定しており、選択肢のひとつに加えてもよい外貨といえます。また、経済成長を続ける中国元もリスクは伴いますが、短期的には面白みのある外貨といえるでしょう。

預金の種類には、普通預金、定期預金、積立型定期預金などがあります。またとまった資金を運用したい場合、金利からすると定期預金が有利となりますが、為替相場によってはリスクが高くなるので、あまり長期ではなく1?3ヵ月などの短期で、解約意思表示がなければ自動継続されるタイプの定期預金が無難だといえます。
また、将来的な資金としての運用を考えるなら、一定額を定期的に積み立てていく積立型のものがよいということになるでしょう。


実質利回りの計算

外貨預金には、一定期間外貨のまま持ち続けている場合の表面的な金利と、為替相場の変動による損益を加えた実質利回り(元金が一定期間の間にどれだけ増えたか、あるいは減ったかを表わす)とがあります。外貨預金による資産運用実績を他の商品の運用実績と比較する場合は、この実質利回りで比較することになります。預入時と払い出し時の為替相場が異なる場合、実質利回りは次のような計算になります。
例えば、為替相場が1ドル100円のときに、預金年率4%で1万ドル(円換算で1,000,000円)を半年間(180日)預けたとします。そして半年後に引き出したときの為替相場は1ドル105円だったとした場合の実質利回りを計算してみましょう。

満期時のドル預金利息は、
  10,000ドル×4%(年率)÷2(半年なので)=200ドル
したがって満期時の元利合計金額は10,000+200=10,200ドルとなります。
この時の円換算額は為替相場が1ドル105円なので、
  10,200×105=1,071,000円となります。
預入時と比較した収益は、
  1,0710,000−1,000,000=71,000円です。
実質利回り(年利換算)は
  71,000÷1,000,000×365÷180×100=14.397%となります。
ただし、円預金の場合と同様、外貨預金に対しても外貨換算利息に対して20%の源泉分離課税がかかります。したがって、
税引後の満期時元利合計金額は、
  10,000ドル+(200ドル−40ドル)=10,160ドルとなります。
満期時の円換算金額は、 10,160×105=1,066,800円となります。
預入時と比較した収益は、
  1,066,800−1,000,000=66,800円です。
税引後の実質利回り(年利換算)は、
  66,800÷1,000,000×365÷180×100=13.545%となります。

外貨預金により金利がついても、引き出し時に預け入れ時より円高になっていると、収支がマイナスになるおそれもがあります。どのくらいまで、円高になると元本割れをするのかの目安が、外貨預金の損益分岐点になります。
「預入時の投資元本÷税引後の満期時元利合計金額」で利回りを計算したとき、利回りがゼロになる為替相場が損益分岐点の目安となるレートとなります。