老後は余生ではなく第二の人生

定年後の11万時間の自由な時間

定年後の自由時間はどのくらいあると思いますか。60歳で定年退職し、その後は働かずに85歳(平均寿命)まで過ごすと考えて計算すると、何と約11万時間にもなります。その計算の内訳はこうです。

大雑把に一日の睡眠時間を8時間、三度の食事と入浴、洗面、トイレなどの時間を4時間とします。残りの12時間が一日の自由な時間です。
これを365日、25年間繰り返すと
   12×365×25=109,500 つまり、約11万時間というわけです。
仮に一日8時間、365日毎日働いたとしても、これと同じ時間働くためには
   109,500÷(8×365)=37.5 37.5年かかる計算になります。

つまり、定年後の自由時間は現役時代の労働時間にほぼ匹敵する長さなのです。

もはや老後は余生ではなく、文字通り第二の人生だということがわかります。

趣味で広がる第二の人生

仕事に追われていた現役時代にはできなかったことを、存分に楽しむことができる第二の人生。
何の目的もなく毎日を漫然と過ごすのではなく、何か目的を持って暮らせば、日々の生活が充実するだけでなく、定年後の第二の人生がより豊かに広がりのあるものになります。

仕事一筋で生きて来た男性に比較的多く見られるのが、退職後に特別な趣味もなく、抜け殻のようになってしまう人達です。 することもなく、毎日ブラブラしている生活は張り合いもなく、体力・知力も早く衰えがちです。せっかくの膨大な自由時間を要介護の状態で過ごす時間が長くなってしまう危険が高まります。自分の趣味を持つことは、身内や他人に依存することなく自らが精神的に自立することにもつながります。 もちろん、一つの趣味だけでなく、やりたいことならいくつでもチャレンジしてみるのもよいでしょう。

定年後の第二の人生をもう一度すばらしいものにするために、新たな人生に挑戦し、そして新しい自分の価値観、生きがいとして「趣味」を見つけましょう。

定年後は一人よりふたり、二人より大勢の仲間づくりを

一人で趣味を楽しむ孤高の人も悪くありませんが、膨大な自由時間をほとんど一人きりで過ごすのは味気ないものです。

より楽しく充実したセカンドライフのためには、一人でも多くの分かり合える友人・知人がいるに越したことはありません。同じ趣味を通じて仲間が増えるのは楽しいものです。読書や散歩、音楽鑑賞といった一人でできる趣味の人も、読書会などのサークル活動に積極的に顔を出し、友だちを増やして行きましょう。仕事の時の付き合いは、退職してしまえばとかく疎遠になりがちです。

身近な所に、共通の趣味を持った仲間がいれば、毎日の生活に弾みがつき心強いものになります。